ローデンブルグ〜どこもかしこも中世〜

3日間食べなれたホテルの朝食後、ミュンヘンをいよいよ離れてローデンブルグに。アウクスブルグまでの車内で一緒になった青年とトーク&記念撮影。珍しくサッカーに全然興味のない人だった。彼は英語がペラペラだったのでドイツに旅行に来て英語の大切さ感じるけどどうやったらうまく話せるもんですかねぇと聞いたところ、英語圏の子供が読む本を読んで英語のCDや映画を何回も何回も聞くのが重要と熱心に教えてくれた。やはりドイツの人はマジメだなぁと思ってたら、日本に戻ってメール交換したら先生みたいなことをしてる人だったらしい。ヨーロッパはドイツ以外にも色々回ってるのでどこか旅行に行く際には聞いてくれとのこと。アウクスブルグにあっというまに着いたのでお別れ。
アウグスブルグからノンビリと車窓を眺めていると田園風景の中からとんでもなく高い塔が飛び込んできた。ガイドブックでひたすら探すとウルムには世界最大規模の大聖堂があるらしい。ケルンよりも大きい大聖堂がこんなところにあったとはちとビックリ。何回か乗り換えて単線に乗ったら中世の街ローデンブルグに到着。
駅を降りた時はどこが中世の街だよとか思ったものの城門をくぐった瞬間、時間がさかのぼった。周りの全てのものが中世だった。ホテルにチェックインしたら家の中までもが中世。ベッドも箪笥も家具が全部メルヘンで窓の外の景色もメルヘンの世界。荷物をぶん投げ街を散策してローデンブルグ名物シュネーバル(小麦粉固めたものに砂糖まぶしたもの)をパクリ。ドーナツに砂糖かけた感じだけどまぁまぁうまいんじゃないですか、はい。市庁舎のからくり時計をみながら昼食。テキトーに飛び込んだ店だったけど今回はアタリ。ドイツ名物のばかでかいカツレツがマイウーだった。名所の教会を見てぶらぶらしてたら馬に乗った兄ちゃんと竹馬に乗った感じの足が長い兄ちゃんたちに遭遇。なんかチラシを配ってる。どうやら今夜街のはずれでサーカスがあるらしい。ドイツVSアルゼンチン戦見たいし・・・って言ったら時間はサッカーが終わったあとなので安心して来てくれと言われてしまった。市庁舎の上に登ったら街並みの景色がやばかった・・・360度の景色を堪能。しばらく降りたくなかったんでボーと過ごす。日本に帰りたくないよぅ・・・
昔TVで見た中世犯罪博物館にどうしても行ってみたかったので行ってみたけどTVで見た記憶の方がもっと内容がえげつなかったような・・・批判がおきてマイルドになったんでしょうか・・・魔女狩りとか拷問とか中世の暗黒史がもっと見れると思ったんだけど・・・
街をぶらぶらしてたものの観光地とはいえここはドイツ。ドイツVSアルゼンチン戦で街中には全然人がいない。街の名所で記念撮影の絶好のポイントのところも無人・・・観光しやすいのはいいけど記念撮影を頼める人もいない・・・同行人を説得してレストランのお庭にサッカーを見に突入。ドイツのお店はどこでもプロジェクターでサッカーが見れるようになってるから凄い。ドイツ国内でプロジェクターがどれだけ売れたんだろ・・・
試合の方は延長戦に入ってPKでドイツの勝利。リケルメを途中で下げたのはちと残念。あとPK前にレーマンにカーンが声をかけてるのが印象的だった。試合終了後、街の観光を再開。ほとんどの人がTV観戦してたのかやはりどこに行っても人がいない。まるで中世の街でうちら2人っきりになった気分。とはいえ2人の世界を満喫し続けるわけにもいかず、遠くから車のクラクションが聞こえはじめ中世の街だから大丈夫かと思ったけどドイツ勝利であちこちで大騒ぎが始まった。でもローデンブルグは田舎の都市らしく若者の数が少ないのか一部で盛り上がってる感じ。
ホテルに戻って少し寝たらすっかり街は落ち着いていた。20時なのに城壁内の店はほとんど閉まっていたので城壁を出たお店で夕食。店の名物らしいグラタンを食べて黒ビールを飲んでたらグビグビ飲めた。ドイツにいるうちにお酒に強くなったらしい(後日、飲んだのが黒ビールのノンアルコールだったことが判明)。これまたステキな街の夜景を激写して就寝。

ミュンヘン3日目〜お城の旅〜

どんなに喧嘩したってグッスリ寝てタップリ食べたら仲直りできるというステキな体質のおかげで何事もなかったかのように出発。今日は日本で予約していたノイシュバンシュタイン城の1日観光コース。観光バスの集合場所に行ってバスに乗り込む。意外と日本人多目。後ろの席のおばちゃん2人組の声が大きい。どこかで聞いた事ある声だと思ったらゲルゼンキルヘンのトラム乗るときに少し話したおばちゃん達だってことに気づいた。狭いよ、ドイツ。
スペイン語と英語で話すちょいワルオヤジの話を聞きながら高速道路でミュンヘンからスイスに向かって南下。段々アルプスの少女ハイジのような世界になってくる。みんなのテンションがあがったところで一つ目のリンダーホーフ城に到着。団体観光客のお城の入場時刻は決まってるらしくそれまでは自由行動。同じく日本人の中年夫婦と記念撮影の依頼をしあう。外国の人に頼みなれて久しぶりに日本人にお願いするとなんか気恥ずかしい。こっちの話してることが筒抜けだし向こうの会話も筒抜け。
いよいよ時間になったので入場。入ると各部屋で担当の人が英語で説明→その後日本語のCDがスピーカーから放送されるので全然問題なし。英語の説明聞いてるとストレスがたまるので助かった。見てみたかった城内の洞窟のみが観光コースからはずれたのがちと残念。
次はいよいよノイシュヴァンシュタイン城。ディズニーランドの城のモデルという話だけどディズニーランドに全然行ったことがないのでちっともわからん。この城を見るために日本でわざわざ予約したはずなのに天候が崩れそうなパターン。ミュンヘン近郊は午後になると夕立みたいな雷雨がよくあるらしい。観光コースに組まれてたレストランに着いたら案の上の豪雨。レストランで一緒のテーブルだった日本人夫婦と会話しながら食事。料理はそれなりの値段だったけどそんなに美味しくなかった。というか折角ここまでお城を見に来たのに雨のことを気にしながら食べていたからなのかもしれない。食べ終えても止まずに傘もないので3ユーロも出してしょぼいビニール製のカッパを購入。買わずにすむかと思ってギリギリまで買わないでいたら、レストランの2ユーロのは売り切れて隣の店で高く買うハメになった。城までは歩いてもいけるらしいけど雨なので馬車で行くことになったが馬車代が片道で4ユーロ。同乗した黒人男性が払うときに俺に「往復?」って聞くから「片道」って答えたら「いい商売だな」ってつぶやいた。同感。やはり洋の東西を問わず観光地料金というものは存在するらしい。
ずぶぬれになりながらも坂道を登っている人達を馬車から抜きながら城に着いたら雨が止んだ!ひょっとするとこれなら晴れるかも!城の前で入場を待つ間に香港から来たという学生が記念撮影を撮ってくれた。どうやら自分も自分のカメラで撮ってもらいたいらしい。ギブ&テイクですな。
城内はガイドブック&DVDで事前に情報を仕入れて見すぎたせいかそれほど感動しなかった。でも城から見る景色はまさしくファンタジー。まさしくFFの世界がここにあった。凄い、凄いすぎるよ、ルートヴィッヒ2世。国のお金使いまくってこんなど田舎にこんな城マジで立ててしまうとは・・・
予想どおり晴れてきたので城の外観が最もよく見えるというマリエンブリッジという橋までダッシュ。橋の上から見る景色はヤバかった・・・帰りは晴れてきたのでバスで帰ることに。新宿とかの駅前で外国人が演奏してるような感じでバスの停留所で演奏してる人達がいた。なんでこーゆーところでひく人達はうまいのかうまく聞こえるのかよくわからないけどドイツの人達もうまかった。
帰りのミュンヘンに帰るバスの中で車窓から写真を連写したあと撃沈。
ホテルに戻って、ミュンヘン最後の夜ということで日本で調べてレストランに行くも、英語が全く通じず注文を頼むのにも四苦八苦。同じアジア人だからってことで通訳に入ったのは中国人で余計めんどくさいことに・・・なんでレストランのメニューってあんなに品名が長くてわかりにくいんだか。お店のリサーチ失敗&頼んだメニュー失敗で初めて頼んだ料理をかなり残してしまった・・・残念無念。

ミュンヘン2日目〜足が棒、体がアストロン〜

今までで一番きれいなホテルの朝食はやっぱり豪華だった。見たことない食べ物にはとりあえず試してみるので必然と皿の上は盛りだくさんに・・・のんびりと食事して、駅前の観光案内所に行って1日乗車券を購入。
ちょっと離れたニュンヘンブルク城にトラムで移動。そんなに大きい城ではないのに歩いても歩いても全然距離が縮まらないほどだだっぴろい庭園。絵に描いたような噴水と青い空。全部見れるチケットを買っても1日では見きれないほど広いのでメインの城のみ見れるチケットに。社会科見学っぽい高校生や小学生がいたけど静かに見れた。城のあと庭園を見学しようかと思ったもののあまりの広さにダウン。無理っす。もう歩けないっす。
その後、相棒のお金をATMで降ろそうと思ったもののエラーが出て降ろせないのでシティバンクに抗議しに行こうと思ったら午後からとのこと。時間潰して再度シティバンクに行ったものの、このカードはうちでは使えない、日本に確認してくれの1点張り。貴重な時間を無駄にしたくないので諦めることに。この辺から俺と相棒の不機嫌さMAX。
気をとりなおしてミュンヘン最大の美術館レジデンツに突撃。行くぞー。おー。って感じで回ってたものの広い、広すぎる。行けども行けども美術館。とはいえドラクエやFFのダンジョンを宝箱があろうがなかろうが隅から隅まで歩かないと気がすまない性格なので根性で全部回ってしまった。ひたすら後悔。激しく後悔。でも塩野七生ローマ人の物語を読んでることもあってローマ帝国の歴代皇帝の胸像がずらっと並んでいる通路は壮観だった。カエサルのがどこにあるのか必死に探したものの見つからず。館員のおっさんに聞いたけどうまく話せず、聞き出せなかった。3〜4時間歩き続けたら海外旅行中にして足が棒、体がアストロンになってしまった。
宿に泊まっても回復しないのでDNDNの相棒がオススメしてたクロイツカムに行ってみることに。雰囲気が表参道なところにあるお店だと思ったらケーキの価格も表参道価格だった。ユーロおそるべし。ちょっぴりリッチなケーキとお茶をいただいてたら多少回復。ちょっと元気になったので調子こいて昨日登れなかった教会に階段で登る。こんなことしてるから疲れるんだなぁ。昨日見た市庁舎が足元に。高い所に登って初めてミュンヘンがかなりの都会なのに都心部に高いビルが全然ない事に気づく。あってもそれは郊外で決して景観を損ねることはないように配慮されている。やるなぁ。ドイツ。
教会の塔に登ったら市場が見えたので降りてから散策。香辛料が山ほど売ってる店や野菜や果物の店、人形を売ってる店がたくさんあった。腹が減ったのでホットドッグを買い食いして見物。
ついでにミュンヘン三越とブランド通りのブランドショップも冷やかすことに。Tシャツ短パンじゃドレスコードにひっかかるんじゃないかと思ったもののあっさりいれてくれた。こんな格好でも日本人は金持ってることを知っているらしい。海外でブランドショップ買い漁っている人達のおかげで、店に入ったら何も言わないのにあれこれと商品を出してくれる。まったくもってブランドには興味がないのでそのまま出る。
ミュンヘン駅に着いてホテルに着くまでの間、疲労度MAXということもあって相棒と今までで一番の喧嘩。確かDNDNがミュンヘンに戻ってくる夜だと思ったけど連絡もなかった&二人とも不貞寝してしまっため会えず。残念無念。。。

マイハイム→ミュンヘン1日目〜みんなとお別れ〜

ホテルの食堂にDNDNかNSZWさんでもいるかなぁと思ったら誰もいなかった。ドイツに来て恒例の山盛り朝食を食べてたら荷造りしたDNDNがちょろっと通過したのでちょっと話してお別れ。次会うのは日本ですな。朝食食べ終えてコーヒー飲んでたらNSZWさん登場。カイザーウラウテルンのチームのシャツをばっちし着こなしてた。うちら3人の記念撮影をドイツ人に頼んだらNSZWさんにそれってカイザースラウテルンのシャツだろ?やるな、みたいなこと言ってた。日本で言えば、外人が広島東洋カープの昔のユニフォームを着てるようなもんで見る人が見れば価値がわかるのかも。NSZWさんとホテルの前でお別れしてICEに乗ってミュンヘンに移動。
ICEに乗ってたら、対面の上品な雰囲気のおばあちゃんがありえない音を出して寝始めた。寝息とともにホッペタが「ぷしゅるるるぅぅぅ〜」と音を立てながら眠りこけてる。あまりに面白すぎて笑いをこらえるのに必死。動画に撮って投稿したら入選すること間違いなしな光景がそこにあった。通路の反対側の席でマジメに読書してたおねえさんも、聞いたことない音が気になったみたいで原因に気づいたら笑いをこらえてた。思わず目があって同時に爆笑。笑いは国境を越える。体をはった芸人なら海外でも通用するかも。
おばあさんが起きて、笑いをこらえてるうちらを見て怪訝そうな顔をしてたので必死にトーク。日本からW杯を見に来てるんですと言ったものの英語が通じない。ジェスチャーとドイツ語の指差し会話。日本からのお土産渡して別れ際、記念撮影して握手したらとても温かい手をしていた。上品そうなのに寝息がすごいおばあさんありがとう。
ミュンヘン駅に到着。歴史を感じるホーム&駅内に感動。駅からすぐのホテルにチェックイン。奮発したこともあって今までで一番いいホテルだった。ちょろっと一休みしてミュンヘン中心地に地下鉄で移動。
地下鉄の出口を出たらそこは別世界だった・・・どこを見渡しても歴史的建造物。ぷらぷらとメインストリートを歩いて時間を潰して、市庁舎のしかけ時計が始まる時間まで広場で待つ。しかけ時計が終わって移動しようと思ったら視界にどこかで見たことある人達が目に入った。多分ドルトムントで会ったNSZWさんの知り合いの人っぽい。ドイツは狭い。ってドルトムントミュンヘンだと東京と岡山ぐらいは離れてそうだけど・・・
玉ネギの形をした教会の横のオープンテラスでまいうーな雰囲気なお店を見つけたので食べようとしたらオープンテラスなのに中に入れとのこと。え〜ってリアクションをしても店員の反応が変わらないので渋々中に・・・店内は歴史を感じさせる内装だった。適当にビールとレバー入りスープとニュルンベルクソーセージを頼んだら、これがうまい!うまい!うまい!なんか午後の紅茶レモンティーみたいなビールだけど飲みやすい。メニューをよくよく見たらレモネード入りらしい。そいや行く前にミュンヘンの名物にレモネード入りビールがあるって見たような・・・小指くらいのニュルンベルグソーセージは有名なだけあってかなりうまかった。やっとこさ食べて一息ついたらものすごい土砂降りの雷雨。これがあったから店内を勧めてたらしい。だから言ったでしょって顔してウェイトレスがこっちをみたので参りましたとペコリと頭を下げる。このまま土砂降りだと傘もないしどこにも行けないのでデザートも追加注文。皿に一杯のカスタードの上にはアップルケーキ。量はめちゃくちゃ多いけど甘さが上品でしつこくないので、コーヒーを飲みながらだと全然食べれてしまう。雨がやまないのでガイドブック眺めてたらなんと載っていた店だった。偶然だけど来れてよかったっす。
雨が上がったので観光開始。疲れてきたので街中からちょっと離れた教会に行くのに自転車のタクシーの運ちゃんと交渉して乗ることに。観光客をよく乗せるらしく「こんちは」、「あんにょんはせよ」とか言ってくるので韓国人は多いの?と聞いてみたら最近は日本人と同じくらい多いとのこと。うちらと同じようにレッドデビルも負けじと海を越えてやってきてるらしい。教会に着いて、折角なので運ちゃんと記念撮影。陽気なお兄さんでした。
観光にも疲れてきたのでデパートに行ってお買い物。といってもお金を使うことになれていないのでもっぱらお土産。ハーブが美味しいとのことなのでハーブティとチョコを購入。デパート内をぶらぶらしてたらなんと即席パブリックビューイングを発見。どこかしこにあるもんですなぁ。ちょっとだけ観戦してホテルに戻ったら疲労度MAXのためお休みなさい・・・
と思ったら目が覚めてしまったので夜のミュンヘンを見物に。夜といっても23時なのですが・・・こっちにきてから夜更かししなくて健全すぎるかも。ミュンヘンで一番でかいというホーフブロイハウスに突入。ありえないほどデカイビアホールがそこにはあった。中庭には当然のようにスクリーンがはってあってパブリックビューイング状態。ドイツはこのW杯でプロジェクターが一番売れたんではなかろうか。折角だから注文しようかと思ったもののあまりの人の多さとウェイトレスのつかまらなさで諦めることに。店内にいるだけでも十分雰囲気味わえますです。店を出て適当なオープンテラスに飛び込んで注文。メニューが全然わからないしお腹もそんなに空いてないので適当に注文。どうやらイタリア料理っぽい。夜景を堪能したのでホテルに戻ろうと地下鉄に乗ったらドアが閉まる直前に飛び乗る二人組みが。なんだろうと思ってたら手帳をだして不正乗車の検札を開始。珍しく(?)切符を買っていたのでことなきをえたけど、ほんとに突然だった。どうせ検札なんてないだろうと切符を買ってなかったらどうなってたことやら・・・
ちょっと寝たものの疲労度MAXには変わりないのでベッドに倒れこんだ瞬間に就寝・・・

マンハイム→ハイデルベルグ〜異国での再会〜

ほんとなら隣のカイザースラウテルンまで日本代表の試合を見に行く日。が、自分があたったチケットは日本が勝った時のみ見れるチケットだったので見に行けず・・・DNDN達は無条件で見れるみたいなので見に行くらしい。NSZWさんにメールしたところチケットないけどやはり見に行くとのこと。うちらはマンハイムにいてもしょうがないので電車で30分程度離れたハイデルブルグに行くことに。とはいえハイデルブルグは世界的な観光名所。
ちょろっと電車に乗ってハイデルブルグに到着。同じくマンハイム泊まりで試合見れなかった組なのか日本人もちらほら。まずは恒例となってきた駅前の観光案内所に行って1日乗り物乗り放題のパスカードを購入。
テキトーにバスに乗ってテキトーに目的地の近くで降りようと思ったら乗り過ごした・・・上品な感じのおばさんに聞いてみたらぐるっと回ってまた戻ってくるらしい。バスからハイデルベルグを流れる川と橋を眺めてたら無事戻ってきた。おばさんありがとう。急斜面を登山電車に乗って山の中腹まで登る。山頂行きの登山電車への乗換に失敗してちょっと待つことに。次の電車は20分後か・・・日本だったらなんだよーとか思うけど時間の感覚がずれてきたのでマターリ待てる気分。
山頂に着いたものの周りにはなんもなかった。景色も曇っているのでビミョーな感じ。とはいえ時間とお金をかけて山頂に来て何もしないのもなんなので(貧乏性だ・・・)同じ電車だったグラサンかけたアメリカ人っぽいおじいさんに写真を撮ってもらう。多分通じないけど心の中であざーす。
山頂駅にあったちょっとした記念館で暇潰して、山の中腹に戻ってメインのハイデルブルク城に到着。パスカードがあるとガイドがタダらしいので、次の回のガイドツアーに申し込んでそれまで城内を散策。城内の公園がかなりきれいだった。ドイツのハーブは歴史的に古いらしく薬草博物館で学ぶ、、、はずがドイツ語ばっかで全然わからない。
時間になったのでガイドツアー開始。英語で案内してくれるのだけど、疲れてきた&ドイツなまりで全然聞き取れない。元々そんなに英語が聞き取れないけどちとストレス。相性が悪いのかもしれない。
山を降りて旧市街地に。ここの歩行者天国は凄いとガイドブックに書いてあったけどほんとに凄かった。距離が長いしお店の数が多い。ショッピングに来てたらかなり時間かかりそう。17時過ぎてたので大半の店が閉まってたのが残念。日が長いのにお店が閉まるのが17時か18時。21時ぐらいまで全然明るいのにお店はほとんど閉店・・・クレープ食べながら歩行者天国を散策。マンハイムと違って街がきれい。建物にも歴史と風格を感じる。こっちに宿取ればよかったなぁ。BOOKINGでは見つからなかったけど裏道にはちょこちょこホテルがあったので頑張れば見つかってた気も。まぁ今更ですが。
イタリアVSオーストラリアがちょっと気になったのでまたもトルコ料理店に潜入。ドイツに来たのにケバブばっか食べてる気も・・・延長入るかなぁと思った矢先にトッティのPKが決まった瞬間オーストラリアのTシャツ着たおねえさんがうなだれた。ドイツでもガクーリ(orz)はあるらしい。
ハイデルベルグ大学と図書館をちらっと覗く。図書館内入れるのは学生だけっぽいけど中を見たいだけなんですぅ〜お願いって感じに頼んだらバッグを預けたら中を見ていいとのこと。バッグ持ち込み不可なのは万引き防止らしい。学生達が勉強してたりするのを横目に図書館内を探検。こっちの図書館はおしゃれできれい。外観はかなり歴史ある建物だしちょっとうらやましくなった。名物の学生牢に行こうと思ったものの迷ったためたどり着いたときには閉店。気をとり直してハイデルブルグの街を散策。古い街並みで歩いてるだけでも十分楽しい。ドイツに行く前に何回も写真で見た橋を渡って川縁を歩く。日本では想像もつかない景色。古城と河をバックに写真を撮ったらなんだか合成写真っぽくなってしまった。あまりに周りがヨーロッパヨーロッパしていてどうやら日本人は背景に溶け込めないらしい・・・
疲れてきたので駅まで戻ってマンハイムに戻って部屋でお休みなさい。DNDNから電話がかかってきてホテルに戻ったら部屋に遊びに来ていいかとのこと。しばらくしたら、陽気なヨッパライが部屋に来た。W杯の空気&仕事がないと人は開放的になるらしい。お互いに相棒が初対面なので簡単に自己紹介。日本じゃなくてドイツで初めて会うってのも不思議な話。お互いの旅程とか今までの出来事とか話してたらあっという間に遅い時間に。明日は早いらしいのでおひらきに。さっき聞いたDNDN情報によるとNSZWさんはまだチェックインしてないらしい。ちと心配だけど寝ようとしたまさに瞬間にNSZWさんが来た。ドアを空けてNSZWさんを見たら首にはアロハな首飾りがあった。NSZWさんから自分と別れてからの武勇伝を色々聞いた。すごいっす。俺にはできないっす。でも眠いっす。なんやかんやで2時間近く話をして就寝・・・

コブレンツ→マンハイム

起きてチェックアウトして荷物はホテルに預けて散歩がてら朝食探しの旅へ。日曜なので開いてる店が少ない。街中には昨夜のドイツ勝利のお祭り騒ぎでゴミがちらほらと・・・
適当にうまそうなオーラを感じてカフェに突撃。どうやらホテルと同じでバイキングらしい。ソーセージとか皿にてんこもりしてカフェオレをいただく。まいうー。ホテルと同クラスかそれ以上の朝食でかなり満足。
お腹が一杯になったので今日の目的地の川向こうの要塞に行くことに。詳しく調べてないので向こう岸に行きそうなフェリーに乗ってぶらついたら矢印のカンバンを発見。無事要塞に登るリフトを見つけた。日曜の昼間っから観光に来る人は少ないらしく貸切。W杯シーズン料金なのかガイドブックに載ってる金額よりかなり高い。なんか凹む。要塞に到着したものライン川モーゼル川の合流地点の景色はキレイだけど要塞自体はあんま見所がなかった。廃墟というか岩ばっかりな印象。時間とお金費やしてここまで来たのにと少し凹む。コブレンツの街が予想よりもよかったので観光名所も少し期待し過ぎたらしい。
テキトーに歩いてテキトーに来たバスに乗ってコブレンツ市内に戻る。が、料金の支払い方法がわからなかったので運転手に聞いてみても要領をえなかったのでそのままただ乗りしてしまった・・・(苦笑)
ぶらぶらしながらホテルに戻って荷物を回収してタクシー乗ってもいいんだけどバス停がホテルの目の前だったのでバスでコブレンツ駅まで。バス停ではホテルの隣のアジアンな雰囲気のお店のおばさんが駅まで行くよーと教えてくれた。
コブレンツからマンハイムまでICEでピュッピュッと到着。ICEは新幹線並みにきれいで速い。マンハイムのホテルを探そうとしたもののちと迷う。頼りの観光案内所に行こうとしたらバックパッカー風のあんちゃんが日曜だからお休みだよと教えてくれた。住所を頼りになんとかホテルに到着。このホテルは明日、DNDNとNSZWさんも泊まる宿。唯一ここがうちらの予定がぶつかってるのだ。日本出発直前に電話でNSZWさんの1泊分をキャンセルしたのがちゃんとキャンセルされてた。が、カードで支払ったあとの明細を見るとうちらの2泊分の宿泊料金がなぜか2ユーロ高い。デュッセルドルフでの悪夢が頭によぎる・・・こんなこともあろうかと予約内容を印刷しておいたので「違うよー」と突っ込んだら現金で2ユーロ返してくれた。当たり前の対応だけどホッとする。やはり小心者かも。
ホテルに入って、シュッツッツガルトまで見に行くかもしれなかったイングランドVSエクアドルの試合をTVで見ようと思ったらリモコンが動かない。フロントにマッハでTVが映らない、どうにかしてくれと頼んだもののエンジニアはすぐには来ないよとつれない返事。部屋に戻っておっさんからもらった新しい電池を入れてもののリモコンが動かない。ふと本体いじればなんとかなることに気づいて試合が見れた!
試合を見終わったのでおっさんにリモコンは直らなかったけど無事見れたよと声をかけて街を散歩。ホテルのすぐ近くにマンハイム名物の給水塔があるのだ。給水塔の周りはちょっとした公園になっていて噴水が凄かった。コブレンツと同じで街の名所はW杯のイベント会場になってた。イベントの3on3で楽しむ少年達。いつもならすぐ交じりたくなるんだけどちょっと雰囲気が今までと違った。なんかチンピラ率高し。公園を歩いてたときも思ったんだけど今までよりもタトゥ&ピアス率が高い。よくよく街を見るとゴミがちらほらと・・・コブレンツではありえなかった風景。
どこかのレストランで夕食と思ったもののあまりいい店が見つからなかった&雨が降りそうだったので駅のファーストフードでケバブ&ピザ軽く食べてホテルに戻る。戻ってマターリしてたら物凄い夕立。やはり戻ってきて正解だったかも。明日のハイデルブルグの調べ物して就寝。。。

リューデスハイム〜ライン川下り〜

コブレンツのホテルは朝食抜きのプランで泊まってるもののレストラン覗いたらなんか食べれそうな雰囲気だったのでそのまま食べていたらあとから来た店員にしっかりルームナンバー聞かれた。レストランの出てすぐのとこにあったコーヒーを飲もうとしたら「それは学生用!」と怒られた。きついおばちゃんもドイツにはいるってことがわかった。
ライン川下りの船に乗るために昨日乗ったREでリューデスハイムまで移動。車内に日本人がいてライン川下りについてちょろっと話す。その人達は手前のザンクト・ゴアルスハウゼンからリューデスハイムのプランらしい。川下りも川上りもそんな変わんないっす。
リューデスハイムに到着。メインの川下りができなかったらことなので、乗り場と時刻表を確認。念のため、今日のドイツVSスウェーデン戦を船内で見れるかどうか聞いてみたらTVは船にあるとのこと!やるな、ドイツ。
メイン通りのつぐみ横丁は見たいとのことなので歩いたけど3分で歩き終わってしまうぐらい小さい横丁だった。鎌倉の小町通りの方が全然大きいっす。なんとかと煙は高いところが好きなのでリフトに乗って丘の上に移動。燦々と照らす太陽。見渡す限りワイン畑。視線を遠くにするとどどーんと地平線。下を見るとライン川が悠然と流れている。なんか日本でちまちま働いているのが馬鹿らしくなってくるような風景。ぼけーと風景見て、リフトに乗って戻ろうとしたら関西弁の早口で道を尋ねてるおっさん2人組がいた。道を教えたあとドイツにいる間ぐらいはのんびり旅行しようとちょっと思った。
リフトでリューデスハイムに戻ったらこのくそ暑いのに(多分30℃以上)ライオンのきぐるみ着てるオランダサポがいたので記念撮影。かなりテンション高かった。ドイツに来て初めてタカハラと呼ばれた。ブラジル戦で全然いいとこなかったけどちと嬉しかった。。。日本人の団体客がいた店を避けて適当に雰囲気よさそうなお店に突入。ドイツのおじさま・おばさまがチャーミーグリーンな感じでのんびり踊ってた。音楽にあわせて歌ってるおじさま(ちょいワルオヤジ風)がめっちゃ甘い声だった。何十年後かにこんな風にのんびりまったりできるのかなぁと思った。
レストランに入ったのはいいけどメニューが英語だけど全然わからなかった。料理に使われる単語って結構独特なんだなぁと困ってたらどこからかおじいさんがやってきて、「どうやらお困りのようじゃのう、ワシのオススメはこれじゃ。」って感じで色々とワインと料理のオススメを教えてくれた。おじいさんのオススメを中心にオーダーしたらめちゃくちゃ大当たりだった。ソーセージうまいよー、ザワークラフトうまいよー。豚肉にマスタードかけたやつもうまいよー。ワインもうまいよー。というかワインが今までに飲んだことない甘くてスイーティーな味だった。とはいえちょっと頼みすぎて料理の方は少し残してしまった。いやー、来てよかったなぁとか余韻に浸ってたらまたどこからかさっきのおじいさんがやってきて「お主達がさっき飲んだのはこの店でも最上級に属するワインの一つじゃ。美味しかったじゃろう。お役に立てたようでなによりじゃ。」と言ってどこかに言ってしまった。あの時、おじいさんにはお礼も十分言えなかったけどほんとにありがとう。日本で困ってる外国人がいたら力になってあげなければ。
船の時間までまだ時間があったのでワインのお店に突入。ワインを保存してるので外は灼熱地獄なのに中はひんやりだった。お店のおねえさんが出てきて片言英語で話してたらお互い日本人ということがわかったのですぐ日本語に。最近は韓国、中国の人が増えたので日本語で話しかけづらいみたい。おねえさんが景気よくポンポンとワインを持ってきて試飲させてくれた。彼女の説明聞いてるだけでほんとにワインが好きでこの仕事が好きなのが伝わってくる。荷物になるのでワインは買えなかったけど買うならここでと思わせる人柄だった。
船の時間になったのでライン川下り開始。船内は混んでたので諦めて外のテーブル席。TVがあるってのは嘘じゃなかったけど普通のTVがレストランの中に1台しかなかった。まったりと川下りをしてたら自然と睡魔が・・・美味しい料理とワインをいただいてこれ以上ないきれいな風景をのんびり船に乗りながら眺めてたら眠くならない方がおかしい。美しい風景の中でいつのまにか寝る、クラシックの生オーケストラを聞きながらそのうち寝るってのは最高の贅沢のはず。だからオーケストラ中と川下り中に寝るのは貴族な趣味なのです。というわけで隣のおっさんも寝てた。寝て起きたらドイツVSスウェーデン戦の時間だったので船内を覗きに行ったら後半だった。ポドルスキの2発を見事に見逃した。のんびりまったりとサッカー見たり両岸の景色みながら4時間かけてコブレンツ到着。着いてみたらドイツがスウェーデンに勝ったということで昨日はあんなに落ち着いた街だったのが信じられないほどお祭り騒ぎだった。クラクションうるせー。ライン川沿いのワインハウスで夕食食べようと思ったものの騒ぎ&疲れてたのでダウン・・・さすがに飛ばしすぎたかも。。。