ローデンブルグ〜どこもかしこも中世〜

3日間食べなれたホテルの朝食後、ミュンヘンをいよいよ離れてローデンブルグに。アウクスブルグまでの車内で一緒になった青年とトーク&記念撮影。珍しくサッカーに全然興味のない人だった。彼は英語がペラペラだったのでドイツに旅行に来て英語の大切さ感じるけどどうやったらうまく話せるもんですかねぇと聞いたところ、英語圏の子供が読む本を読んで英語のCDや映画を何回も何回も聞くのが重要と熱心に教えてくれた。やはりドイツの人はマジメだなぁと思ってたら、日本に戻ってメール交換したら先生みたいなことをしてる人だったらしい。ヨーロッパはドイツ以外にも色々回ってるのでどこか旅行に行く際には聞いてくれとのこと。アウクスブルグにあっというまに着いたのでお別れ。
アウグスブルグからノンビリと車窓を眺めていると田園風景の中からとんでもなく高い塔が飛び込んできた。ガイドブックでひたすら探すとウルムには世界最大規模の大聖堂があるらしい。ケルンよりも大きい大聖堂がこんなところにあったとはちとビックリ。何回か乗り換えて単線に乗ったら中世の街ローデンブルグに到着。
駅を降りた時はどこが中世の街だよとか思ったものの城門をくぐった瞬間、時間がさかのぼった。周りの全てのものが中世だった。ホテルにチェックインしたら家の中までもが中世。ベッドも箪笥も家具が全部メルヘンで窓の外の景色もメルヘンの世界。荷物をぶん投げ街を散策してローデンブルグ名物シュネーバル(小麦粉固めたものに砂糖まぶしたもの)をパクリ。ドーナツに砂糖かけた感じだけどまぁまぁうまいんじゃないですか、はい。市庁舎のからくり時計をみながら昼食。テキトーに飛び込んだ店だったけど今回はアタリ。ドイツ名物のばかでかいカツレツがマイウーだった。名所の教会を見てぶらぶらしてたら馬に乗った兄ちゃんと竹馬に乗った感じの足が長い兄ちゃんたちに遭遇。なんかチラシを配ってる。どうやら今夜街のはずれでサーカスがあるらしい。ドイツVSアルゼンチン戦見たいし・・・って言ったら時間はサッカーが終わったあとなので安心して来てくれと言われてしまった。市庁舎の上に登ったら街並みの景色がやばかった・・・360度の景色を堪能。しばらく降りたくなかったんでボーと過ごす。日本に帰りたくないよぅ・・・
昔TVで見た中世犯罪博物館にどうしても行ってみたかったので行ってみたけどTVで見た記憶の方がもっと内容がえげつなかったような・・・批判がおきてマイルドになったんでしょうか・・・魔女狩りとか拷問とか中世の暗黒史がもっと見れると思ったんだけど・・・
街をぶらぶらしてたものの観光地とはいえここはドイツ。ドイツVSアルゼンチン戦で街中には全然人がいない。街の名所で記念撮影の絶好のポイントのところも無人・・・観光しやすいのはいいけど記念撮影を頼める人もいない・・・同行人を説得してレストランのお庭にサッカーを見に突入。ドイツのお店はどこでもプロジェクターでサッカーが見れるようになってるから凄い。ドイツ国内でプロジェクターがどれだけ売れたんだろ・・・
試合の方は延長戦に入ってPKでドイツの勝利。リケルメを途中で下げたのはちと残念。あとPK前にレーマンにカーンが声をかけてるのが印象的だった。試合終了後、街の観光を再開。ほとんどの人がTV観戦してたのかやはりどこに行っても人がいない。まるで中世の街でうちら2人っきりになった気分。とはいえ2人の世界を満喫し続けるわけにもいかず、遠くから車のクラクションが聞こえはじめ中世の街だから大丈夫かと思ったけどドイツ勝利であちこちで大騒ぎが始まった。でもローデンブルグは田舎の都市らしく若者の数が少ないのか一部で盛り上がってる感じ。
ホテルに戻って少し寝たらすっかり街は落ち着いていた。20時なのに城壁内の店はほとんど閉まっていたので城壁を出たお店で夕食。店の名物らしいグラタンを食べて黒ビールを飲んでたらグビグビ飲めた。ドイツにいるうちにお酒に強くなったらしい(後日、飲んだのが黒ビールのノンアルコールだったことが判明)。これまたステキな街の夜景を激写して就寝。