ケルン〜ミストーゴ〜

この日に到着する友達を迎えに行くために5時起き。ベルリンに行くNSZWさんとお別れして一人フロントへ。ホテルの兄ちゃんに朝早くて朝食食べれないからサンドイッチ作ってくれると約束してたのにおっさんは「聞いてない」の一言。ほんとに最初から最後までやってくれるよ、おっさん。とはいえ「マジで?ありえねぇ・・・」って全身でリアクションしたらサンドイッチを作ってくれた。時刻表で調べたICEに乗ってケルンで乗り換え。時間が遅れたので乗換が心配だったけど待っててくれた。4日ぶりにフランクフルト空港に到着。合流して今夜の宿、コブレンツに移動。
ICEだと早く着くけどライン川を見たかったのでマインツで乗り換えてREでのんびり行く。車内は全然人がいなかった。唯一いたウクライナサポ2人組とちょこちょこ顔を合わせてたらいつのまにか記念撮影。(こればっかだな)彼がデジカメでうちらに見せてくれたW杯の写真は女性サポに囲まれていたり居酒屋で盛り上がってたりと自分の3日間とそんな変わらなかった。多分、他の人に自慢して写真見せてるとこって俺も似たり寄ったりなんだろうなと思ったらなんだか笑えた。ウクライナサポと話しながらライン川の「世界の車窓から」みたいな風景を2時間見てたらコブレンツ到着。
コブレンツのインフォメーションで情報収集してバスに乗ろうとしておっさんに聞いたらバスは来るけど歩いた方が早いよというので歩くことに。ホテルに荷物を預けて散策。コブレンツは想像以上にきれいな街だった。いたるところが観光名所。シャッター切れば絵になる街。広場のテラスでランチ。お店のお姉さんは英語が通じなかったけどお互い一生懸命に話してたらなんとかなった。適当にぶらついてたら一番の観光名所のドイチェス・チェックに到着。どうやらW杯中はPV会場になるらしく、中には入れなかった。コブレンツぐらいの規模の街でも一番の観光名所はPV会場に提供。さすがサッカーの本場。
仮眠を取ったあとトーゴVSフランスを見にケルンに移動。ドイツ行く前に毎日早起きして必死に取ったチケットだけど現地発券なので心配してたけどすんなり発行してくれた。入場のボディチェック&持ち物チェックで、首から下げてた無料で配ってたスポンサーのロゴが入ってる笛を捨てろと言われたけど、「これは日本にいる友達に持ち帰らないといけないんです・・・」と言ったらウインクした。意味がわからないでいたらかばんの奥に笛を押しこんで「俺は何も見てないよ」ってポーズをしてくれた。ドイツ人はマジメで融通がきかないって思ってたけどイメージが崩れた。
一番高いカテゴリー1だけあって席はかなりいい席だった。サッカー専用スタジラムだしグラウンド超近いよっ!一つ前の席がでかい外人だったら何も見えずに隙間から覗くだけだなぁと心配してたけど、親子連れだった。子供がまだかなり小さいのに席の上に立ったら、後ろを振り返って大丈夫?って感じで確認するのがかわいかった。まだ小さいのにとっても紳士。空気読めない俺とは違うなぁとちょっと感心。
選手入場して会場の大半占めるフランス人の生のフランス国歌(ラ・マルセイエーズ)がっ!メロディーは美しいのに歌詞は結構過激な国歌を聞けてちと感激。試合始まってちょっとたったら後ろの方がなんか騒がしい。なんとミストーゴが観戦しに来たらしい。なんで周りがわかったかというとわざわざミストーゴのたすきと王冠をつけてきてるから。

ハーフタイムではみんなが記念撮影したがって大変なことに。男の性ってのは洋の東西問わないらしい。ゲームが2-0になってからは展開がつまらなくなった。睡魔が襲ってきたと思ったらそーゆー人は多いらしくスタジアム全体でウェーブ開始。ゴール裏では肩組んでタイコのリズムで踊り始める連中が出てきた。あっというまに踊りだす人が増えてきて最前列はお祭り騒ぎに。なんかめちゃくちゃ楽しそうだけどカテゴリー1はおとなしめなので誰も踊りださなかった。
試合が終わってダッシュでケルン駅に移動。大聖堂をちょっと見て事前に調べてたICEに乗ってホテル到着。長い1日だった・・・