ゲルゼンキルヘン〜夜のW杯〜

朝起きたらホテルのレストラン?(あまりに狭いのでビミョー)に日本人ハケーン。日本代表のふがいなさについて語る。かなり前からいるみたいで、デュッセルドルフの見所や夜のW杯についての情報をもらう。やはり駅の裏側ということでそれはもうすごいらしい。
ポルトガルVSメキシコを見にゲルゼンキルヘンに移動。車内でオーストラリアサポとちょろっと会話。すごくマジメそうな人だった。
着いたけどまだ時間があったのでドイツ料理の次にうまいというケバブにチャレンジ。メキシコから家族で来てる人達と記念撮影。何か話そうとしたけどメキシコについてあんま知らなかったので話せなかった。ちと残念。
食べ終わったのでスタジアムに、仮に試合見れなくてもダフ屋の相場やチケット情報知ろうと行こうと思ったもののトラムが混みすぎてなかなか乗れない。あまりに乗れないのであきらめてたら日本人のおばちゃん達がいたのでちょっと会話。チケットは今日のどころが全然持ってないらしい。うちらはスタジアムあきらめて途中のPV(パブリックビューイング)を見に行くことに。
ゲルゼンキルヘンのPVは、使ってないスタジアムをそのまま丸ごと会場にしちゃってるのでかなり広かった。っていうかここまで大規模なのに無料なのが凄すぎ。日本なら1000円以上は取るはず。ボディチェックと持ち物検査をして入場。何故かすぐ後ろにパイロットの格好をした人がいたので記念撮影お願いしたらTVのリポーターだった。
スタジアムに行った方が臨場感あるかなぁと思ったけどPV会場はメキシコとポルトガルのサポーターがかなり来てていい感じだった。暇つぶしに記念撮影連発してたら試合開始。ハーフタイムにダンスや商品配るイベントが始まった。入場料無料なのにかなり太っ腹。試合ない日はライブとか常にイベントをやってるらしい。ここまでするのがほんとの開催国なのかもしれない。隣にいた少年がTシャツGetしてたので記念撮影。大の男が本気で取り合ってるのによく無事に取れたもんだ。。。
試合が終わって会場内を散策してたら救急車をハケーン。今回のテーマに知人の子供が車好きなので車があったら写真を撮るというのがパチパチ撮ってたら、「乗ってもいいよ」との優しい声が。ケンタッキーフライドチキン(通称:ケンタ)のカーネルさんみたいなおじさんが助手席に乗せてくれた。「自分が今助手席に座っているのは今、ここで何も事件が起きてないからだ。ドイツはとても安全な国で旅を楽しんでいる」と言ったらとても喜んでくれた。笑顔がとってもステキなカーネルさん。お腹ぽにょぽにょしたいっす。俺が学生でもないことと、日本人で学生でもないのに2週間休んでドイツにいるといったらちとびびってた。でもカーネルさんは「俺の夏休みは3週間だぜ」と自慢してくれた。どうやら負けず嫌いらしい。最後に記念撮影したらカーネルさんのあまりの大きさに顔がおさまりきらなかった。写真見せたら笑ってくれて取り直させてくれた。カーネルさんはいい人だ。

帰りのトラムも大渋滞。日本でもこんなに凄い満員電車に乗る事は最近ないのにドイツまで来て乗ってしまった。すし詰めになって乗っていたら母子連れ3人組と目があった。子供がまだ小さく押し潰れそうになっていたので隣のメキシコサポと二人で壁を作って母子を守った。ちょっと落ち着いたのでみんなで笑顔。「日本から来てるんだよ」とそれしか言えないドイツ語で男の子に話しかけてみた。英語は話せる?っと聞いたら通じなかった。お母さん曰くドイツでは小〜中学校ぐらいから英語を習うらしい。ドイツ語の読み書きがしっかりしてから英語を習うのが普通だとか。
話題に困ったので、財布にあった折鶴をあげて、折り紙の説明。お母さんは折り紙を知ってたらしく補足してくれた。ニンテンドーDSの「旅の指差し会話帳〜ドイツ〜」を見せたら喜んでくれた。ドイツでも「ニンテンドー」は有名らしい。あまりに混んでてそれ以上話せないでいたら別れ際、いつのまにかメモの切れ端で紙飛行機を折ってたらしく折鶴の「お礼に」ってくれた。サポーターとの馬鹿騒ぎも楽しいけどこーゆー交流も来てよかったなと思った。いつか大きくなって日本のことを知ったらW杯で会った日本人のことを思い出してほしいもんです。
デュッセルドルフに戻って、駆け足で観光。トラムに迷ったおかげでオランダVSアルゼンチンが始まりそうだった。ライン川沿いがかなりきれいでいい感じ。犬連れで散歩してる人がいたので名前を聞いてみたら「フィーゴ」だった。そんなとこまでW杯だった。
店探しに疲れ始めたのでTVが見れたらどこでもいいってことでステーキ屋さんに突入。ブラジル戦のためにブラジル風にしたらうまくなかった。だめぽ。
帰り際、街中で子供同士が球蹴りしてたので、まざろうと思って球に触れたら「邪魔すんなよ、日本人」みたいなニュアンスで超うざいって感じで言われた。またもだめぽ。ホテルに戻ったらNSZWさんが夜のW杯に行こう行こうと言うので仕方なく超嫌々ながら近所散策。(笑)日本と比べると灯りも少ない暗い街の中を男二人でぶらついてたらなんか面白そうな音をハケーン。近づいてみたら学生達が球蹴りしてた。またも「日本から来ました」とこれしか言えないドイツ語言ってからまぜてくれとお願いしたら快諾。やっぱガキと違って大人だ。

恒例の記念撮影したあと、日本で撮った写真を彼らに自慢。何かあった時に見せるためにわざわざ富士山と桜を撮った写真をメモリカードから消さずに入れておいたのだ。着物姿のガールフレンドを自慢したら「ゲイシャ!サユリ!」とか言うかな?と思ったけど普通にうけてた。夜の風俗街だしボールがなければ近づけないようなちと強面の兄ちゃん達だけど一緒に楽しく蹴れた。ありがとう、夜のW杯。