すし哲 塩釜駅前*3

観光してお昼時になったので昨日スポーツバーのマスターに教えてもらったお寿司屋さんを探す。こんな少ない情報で見つかるのか?って思ったけどあっさり見つかった。何気に超有名店だったらしい。そんなことは露知らずに食べてしまって書いている今激しく後悔。ネタが美味しいけど量が少ないとかチラシ寿司の方がよかったなんて言ってる場合ではなかった・・・
有名店と知らずにお腹が空いていてがっついてすぐ食べてしまったけど、事前情報があってじっくり味わって食べればまた違う味だった可能性大。と書くとコイツはほんとに権威や情報に弱いなぁと思うかもしれないけど今のグルメとは料理自体を食べるだけでなく情報を食べるという側面も強い。特に高度に情報化された現代では情報という"味"も楽しまないと損だったりする。美味しんぼを始めとする薀蓄漫画というのは著者が大量に集めた情報を整理してアウトプットされている代物であり、そのアウトプットされた代物を著者ほど苦労せずにインプットして行動する消費者が大量に出てくるのが現代社会なのではないだろうか?
となると超有名店においてその価値を知らずに単純に美味しいね〜と言うよりは事前に情報を仕入れて気合を入れて「やっぱり○○に××って書いてあるだけあってマジでうまいな」とか「知ってる?これって△△が○○で・・・」と言うのが現代社会における超有名店の楽しみ方なのである。
でもこの楽しみ方はガイドブックやサイトで調べた情報をわざわざその店にいってその情報が実際にはどうなのか確認しているだけだと思うかもしれないが実際その通りなのである。*1情報がTVや本やインターネットで物凄い量で流通しているのが現代社会なわけだが、情報が価値を持っているのも現代社会の特徴でもある。情報=お金と考えると資本主義社会における貨幣の流通と近づいてくるのではないだろうか?貨幣と情報が近似すればするほど貨幣が現実に存在する必要性は低くなるわけで、SuicaEdyのような電子マネーが登場したことはまさしく資本主義社会が高度情報化された象徴なのではないだろうか?
ってこんなしょーもないこと思いつくのは超有名店で出されるマグロに含まれているDHAのせいなんだろうな・・・さすがすし哲の「てつ」は鉄じゃなくて哲なだけある。意味もなく哲学してしまった・・・

「仙台に来た理由〜その2〜」の温泉。茂庭という地名*2に感激しながら山を登ったら日本三御湯*3の一つと呼ばれる秋保温泉*4に到着。露天風呂までちょっと歩くものの雰囲気はいい感じ。夜は夜で篝火でライトアップされるっぽい。最近の温泉はアメニティまで気を配ってるんだなと感じてしまった。日帰り温泉もいいけど温泉旅館に泊まってノンビリしたい今日この頃・・・マイナスイオン補充せねば。

*1:旅行のガイドブックだってわざわざ旅行して観光地がTVや本と同じなのか確認しているだけっしょ。映画だと事前に見たor聞いたあらすじや予告編の確認なわけで・・・

*2:茂庭交差点

*3:他2つは何なんだろ・・・

*4:今回行った温泉は篝火の湯緑水亭