接待ゴルフin軽井沢(後編)

朝早く起こされて、高原の爽やかな空気の中を散歩。そのあと、別荘に戻って川のせせらぎ、小鳥のさえずりを聞きながらバルコニーで食事。木漏れ日のした揺れる葉陰をぼんやりと眺めながら、秋葉系ヲタクくずれの俺はなんでここにいるんだろうと自らに問う。軽井沢に来て一番楽しかったのがスーファミマリオカートだもんなぁ。
で、ここで帰ればそれなりに楽しく帰れるなぁと思いながらゴルフ場に・・・某派遣会社社長と合流して重い足取りで1番コースに向かう。今日は関東地方一番の猛暑で軽井沢っていっても全然涼しくない。日差しがはんぱじゃなくあっちゅーまに腕と顔が焼けちゃいました。
接待ゴルフで得た結論は、ゴルフが好きじゃなければ金と時間の無駄だということ。いくら前よりスコアがよくなってるとはいえ、話したくもない相手と面白くない話をしなければいけないのは苦痛以外の何者でもない。社会人とはそういうものだ、というツッコミがきそうだけど社会人生活は給料貰ってるという代償があるから耐えられるわけで、有給使わされて給料どころか自腹切ってるのはムダ以外の何物でもありません。
一昔ならともかくこれからの経営者なら飲み会、ゴルフに代表される接待といった前時代的な手段は取らないだろうし、取るような人を重用しないと思うのだけど日本は昨今の野球騒ぎを見てても高齢者が金と権力を握ったまま離さないから、未だに接待が必要だってことも今回あらためて痛感した。酒も飲まずに麻雀もやらない女遊びもしない俺みたいな人はゴルフぐらいやらないと上との接点がなかなか得られないのが現実。公平な人事評価システムがありえない以上、上からの評価(感情的なものを含む)は仕事をやるうえで不可欠だと一応頭では理解できる。まぁ外資系でもボスとの相性というものは出世だけじゃなく仕事をやるうえでもあるらしいので、ビジネスにおける人間関係というものは洋の東西を問わないのかも。踊る大捜査線で「正しいことをしたければ偉くなれ」ってのがあったけど「偉くなりたければゴルフやれ」ってのが今回軽井沢で得た教訓。まぁ偉くなってゴルフうまいだけの奴になりさがってる人が多く見えてしまうのがなんだかなぁって感じですが。上の年代の実力と肩書きが釣り合うようになるにはもう少し下の世代からの突き上げが必要かな。まぁ今の現状だと残業地獄やリストラ、賃金カットとかで下の世代は突き上げるのかなり厳しいですが。
大人になるってことが上の世代に迎合するってことだったら、俺は子供でいいやという答えになりそうですがそうするとその代表がライブドアの社長*1って気がなんだかしてなりません。(笑)
まぁ強引にサルな話に戻すとゴルフ場の芝ってめちゃくちゃ手入れされてて、場所によっては山の半分がゴルフ場だったりするから日本全国で一番芝の状態がよくて面積広いのは絶対ゴルフ場だと思う。ゴルフに費やされてる金や人の一部でいいから学校に費やされて校庭が芝生になれば野球とサッカーだけじゃなくスポーツの裾野は間違いなく広がるとおもう。*2
金と権力を持つオヤジどもがゴルフというスポーツで社交界を作ったおかげで、ゴルフ自体のイメージは悪くなり日本のスポーツ環境は歪みました。平日仕事で土日は接待ゴルフという生活が土日は家族や仲間とスポーツという風に変わる日が来れば、高速のインター下りたらゴルフ場のカンバンだらけ、山登ったらゴルフ場しか見えないということがなくなるんじゃないかと・・・

まぁこれだけだとただの愚痴っつーか悲観的すぎますが、まだここに書けるレベルじゃないだけで色々と企画進行中だったりします。乞う、ご期待。

*1:社長でググってみよう

*2:21世紀校庭緑化委員会