自分との戦い・・・

ラソンはよく自分との戦いというけど俺にとっては違った。マラソンはatsusiとの戦いのことだ。走るのめんどくさいからサボろうと思った時に「憎いあんちくしょう」*1の顔がチラつくから頑張れた。まぁ一方的なライバル関係*2だけどそれで頑張れるんだから利用できるものは利用しないと・・・
この1週間はなるべく炭水化物を取るようにし、フィジカルも封印した。やれることはやった。あとは限界まで走るだけ。走る前にライバルの顔を見てると力が入るので井川と雑談しながら開始を待つ。こんなにワクワクドキドキする緊張感は久しぶり。
1000人が同時に走りだす。最初はペースが遅い人達を抜くのが結構大変。2〜3kmあたりからバラつきはじめて走りやすくなった。3kmあたりでDNDN軍団に抜かれる。追ってこうかと思ったもののペースが違いすぎるので諦めた。途中で給水ポイントがあった。人生の中で一度はやってみたいことランキングで30位には入ってる「マラソンでコップの水を頭にかけてポイッと投げ捨てる」ってのがついに実現できた。ありがとう、神様。でもその前に水飲んだ時に気管にもろに入ってむせた。死にそうなほどゴホゴホやってたらスタッフにかなり心配されてしまった・・・走りながら水飲むのは要練習だ。
5〜6km時点が一番きつかった。こんなのがもう1周あるのか・・・と思うと3700円も払って何やってるんだろっと思った。もうマラソンはいいかなとも思った。体はまだまだ平気なのに左の膝とヒラメ筋がかなり痛い。コースの外に出て少し伸ばしてほぐした。まだいける。また走り始めた時に、遠くに青いアスレタのシャツ着た陽気なあんちゃんが見えた。「憎いあんちくしょう」かもしれないと直感的に思った。半信半疑だったが陽気なあんちゃんは撮影ポイントでジャミラのポーズを取ってる。間違いない、奴だ。日本の人口が1億2000万人もいてもあそこでジャミラをする人間は日本でも指で数えられるほどしかいない。気力で最後の力を振り絞って猛ダッシュ。あっというまに肺中の酸素が消費され呼吸が苦しくなる。血液が脈動し、心臓、手の指、こめかみがビートを打つ。体中から悲鳴が聞こえたが奴よりも早くゴールする、その思いが雑音を封じた。多分、記録は奴に負けたけど勝負にはなんか勝った気がした。ちなみに46分45秒でゴールした。
ゴールしたあとじょーさん(以下、敬称略)を発見。みんなで水+バナナ+青汁を飲み食いしまくる。あんまにバナナ食べたの初めて。それにしても青汁はうまかった。不味いのを当たり前ということにして改良を加えなければ、市場は喰われるんだなとも思った。じょーとちと仕事の話をして、ボール持ってきてるしちょっとみんなで球蹴ろうという話に・・・
10km走っての鳥かごは体が別人のようで面白かった。3対1は2タッチ制限、4対1は門のペナルティありでやったけど、じょーはヒール使ったり引き出しが多かった。フットサルあんまやってないというヤマダさんも普通にうまかった。

*1:あしたのジョーの主題歌から ちなみに作詩は寺山修司

*2:互いの母校もそうだな・・・